夢のなかで、人面猿が、言った。 人間には、人を、好きな奴と、人を、見るだけで、ぶっ殺したくなる奴がいる。いろいろな人がいても、構わない筈だ。 それを、全ての人が人と、仲良くするように、教育していく。日本の、義務教育は、いつも、金太郎あめの様な人間を、育てようとする。馬鹿の、一つ覚えの様に、同じことを、教える。人を、殺したくなる奴には、無理矢理、ひとと、旨くやる様に、教えるのではなく、どうやって、殺すか、教えることも、必要だ。殺したい奴が、何十人もいたとする。そいつらを、殺すには、どうしたらいいか? 時間を潰せばいいのである。100年じっとしていればいい。すると、自分で殺さなくても、殺したい奴らは、いつか死ぬ。じっと、何百年も、引き籠もっていればいい。そのうち、自分も死ねる。自分が死ねば、殺したい奴らの事を、考えなくてもすむ。殺したい奴らも、同時に、消える。